介護の食事 リスクのある食べ物と調理方法|摂食嚥下ラボ【コラム】

こんな食感には気を付けましょう!


・硬い食品、薄くてペラペラな食品(煎餅、厚みのある肉、りんご、梨、柿、フライなどの衣やハム、かまぼこなど)は噛みにくい。

・ぽそぽそする食品は(粉吹き芋、ふかし芋、焼き魚、チャーハン、そぼろなど)口の中でパラパラしてしまい、まとまりにくいです。

・はりつきやすい食品(のり、わかめ、きなこ、もちなど)は喉に詰まりやすく上手に飲み込みができません。

・さらさらした液体(水、お茶、味噌汁、すまし汁など)は口の中でまとまりにくく、喉へ一気に流れ込みやすいので誤嚥しやすいです。

 

 

食べやすくする切り方


・野菜

野菜は繊維を断ち切るように切ります。

キャベツ、白菜、レタスなどは繊維が葉脈に沿っています。

繊維の方向

 

・肉

肉は調理をする前に筋を切ったり除いたりします。

……筋繊維

筋は赤身と脂身の間にあります。   鶏ささみ肉は、真ん中の白いものが筋です。

 


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プロフィール

 

中村 育子先生

平成6年女子栄養大学栄養学部卒業  現在、名寄市立大学准教授で、日本在宅栄養管理学会 副理事長、名寄市社会福祉協議会「こんにちはレター」の簡単健康レシピ協力を行っている。

著書に「70歳からのらくらく家ごはん」女子栄養大学出版部、「やわらかく、飲み込みやすい高齢者の食事メニュー122」株式会社ナツメ社などがある。

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