口腔ケア

介護を必要とする人の口の中が汚れやすい理由


  • 唾液の減少や口内のいろいろな筋力の低下によって、口の中の自分できれいにする力が低下しているため。
  • やわらかいものを食べていると食べ物によって口内が掃除される機会も減ってしまうため。やわらかい食べ物は粘り気が多いこともあり、口の中に残りやすくなります。
  • 免疫力の低下により常在菌のバランスが崩れてしまうため。

体力があるときには何でもない菌が、ときには命に関わるような感染を起こすことも珍しくありません。

 

なぜ綺麗にしなければいけないの?


介護現場での歯磨きの目的は、口の中を清潔に保ち、細菌の数をできる限り減らすことです。それは、口内の細菌が誤嚥されて、誤嚥性肺炎を起こすリスクを少しでも減らすためです。

 

実践方法


口腔ケアの基本は歯ブラシを使った歯磨きからです。

毎食後行うことが理想ですが、難しい場合は1日1回夜寝る前に徹底的にしっかりと歯磨きしましょう。

歯磨きでもっとも大切なことは何だと思いますか?それは、磨いた後に、汚れや細菌の塊を、誤嚥させずに回収することです。

万一誤嚥してしまった場合、細菌が原因になって誤嚥性肺炎を起こすリスクが非常に高くなります。

また、月に1回程度、歯科医師や歯科衛生師にチェックしてもらうと良いでしょう。入れ歯の方は入れ歯のケアも重量です。

 

吸引ブラシ・吸引機を使う

 

下を向いてもらう

 

横を向いてもらう

 

水差しで流すときは

 

ふきとる

 

 

 

プロフィール

菊谷武先生

昭和63年日本歯科大学卒業 現在、日本歯科大学教授で、東京小金井市にある同大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長を務める。クリニックでは、「スプーン一杯でも食べさせてあげたい」「他の子と同じように上手に食べて欲しい」と求める介護や療育の現場で摂食支援を行っている。

著書に『認知症「食事の困った」に答えます』女子栄養大学出版、『食べる介護がまるごとわかる本』メディカ出版などがある。

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