摂食嚥下障害の症状

誤嚥は肺炎につながる


誤嚥とは文字通り、誤った嚥下が生じること、つまり食道に入るべき食べ物が気管に入ってしまう状態です。

誤嚥するのは食べ物だけではありません。お茶や汁物などの水分、さらには自分の唾液や痰、逆流してきた胃液なども誤嚥してしまいます。

誤嚥すると誤嚥性肺炎を引き起こす危険があります。

 

誤嚥性肺炎はこうして起こる

 

誤嚥性肺炎とは


誤嚥性肺炎は飲み物、食べ物、唾液などが誤嚥によって気管に入り、それとともに細菌が入り込むことによって起こる肺炎を言います。

 

 

誤嚥性肺炎の原因


誤嚥性肺炎の原因となる細菌感染は次のような場合に起こりやすくなります。

  • 口の中に細菌、雑菌が多い
  • 歯周病や虫歯がある。
  • 口腔ケアが不十分で口の中が汚れている
  • 口の動きが悪くなったり、唾液量が減少したりすることで、口の中に病原性をもった細菌が繁殖しやすくなる。

 

  • 多量の誤嚥を起こす
  • 1度に多量に誤嚥すると、肺炎発症のリスクも高まる。

 

  • 誤嚥を繰り返す
  • 誤嚥を繰り返すと、1回の量は少量でも肺炎を発症する可能性は高まる
  • 摂食・嚥下障害のある人の場合、「不顕性誤嚥」もある

※不顕性誤嚥とは、少量ずつ持続的に誤嚥している状態で、(特に唾液や 胃からの逆流物など)、「むせ」などが起こらないために外からは判断しにくく、詳しく検査をしないとわからないこともあり問題となる

 

その他

  • よく嘔吐する
  • 経管栄養のチューブが入っている
  • 本人の抵抗力が低下している

 

プロフィール

菊谷武先生

昭和63年日本歯科大学卒業 現在、日本歯科大学教授で、東京小金井市にある同大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長を務める。クリニックでは、「スプーン一杯でも食べさせてあげたい」「他の子と同じように上手に食べて欲しい」と求める介護や療育の現場で摂食支援を行っている。

著書に『認知症「食事の困った」に答えます』女子栄養大学出版、『食べる介護がまるごとわかる本』メディカ出版などがある。

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