窒息について|摂食嚥下ラボ【コラム】

減らない食べることによる事故


餅によって引き起こされ、お正月に必ず報道される窒息事故も重大な摂食嚥下障害の症状の一つです。

年間約5000人もの人が食品による窒息事故で命を落としています。

このほとんどは高齢者であり、この数は交通事故による死亡数を大きく凌ぎます。

 

 

窒息とは


本来、口から咽(のど)を経て食道に入るべき食物が喉頭や気管に詰まってしまい、呼吸ができなくなることを窒息といいます。

調査によると、窒息による死亡事故の原因食品は、餅が最も多いのですが、このほか、米飯、パン、肉、魚など私たちが普段から食べているごく一般的な食品でも事故が起こっています。

本人の摂食嚥下機能にあった食事をとることが必要です。

 

 

窒息時の対応方法


窒息状態に陥ると胸を押さえる独特のサインを示します。

窒息が起こったと判断したら、図のように背中を強くたたいて詰まった食べ物の排出を促します。

それと同時に、救急車の要請も即座におこなうことが必要です。

 

―背部叩打法―

 


 

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プロフィール

 

菊谷武先生

昭和63年日本歯科大学卒業 現在、日本歯科大学教授で、東京小金井市にある同大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長を務める。クリニックでは、「スプーン一杯でも食べさせてあげたい」「他の子と同じように上手に食べて欲しい」と求める介護や療育の現場で摂食支援を行っている。

著書に『認知症「食事の困った」に答えます』女子栄養大学出版、『食べる介護がまるごとわかる本』メディカ出版などがある。

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