|コラム|既製品介護食の活用方法のコツ

私の施設での既製品介護食の活用方法を紹介します。

各施設で予算や人員の問題があると思うので、施設でできそうなものを考えるきっかけになれば嬉しいです。

嚥下調整食を作ったり、盛り付けたりする際に、どんなことを意識していますか?また、どんなことが課題ですか?

私の課題は

・見た目を常食と同じにしたい

・切り方にはこだわりたいけど、なるべく廃棄するものを少なくしたい

・在庫管理しやすい商品、変わった商品より普段使いできる商品でアレンジしたい

・厨房での盛り付けの負担を減らしたい

・誰が盛り付けても同じになる簡単な盛り付けにしたい(その人の技術に左右されない)

 

 

1.カレー


    

 

 

 

<使用商品>

やさしい素材 ポーク / やさしい素材 温野菜にんじん / やさしい素材 温野菜じゃがいも

~ポイント~

型でくり抜くと、端材の活用方法に悩みますが、写真のように乱切りすれば、全部使えます。カットする際も形をそこまで考えることもなく、少し崩れても、それが煮崩れした感じを表現できて、それはそれでOK!

上にかけるものを変えれば、ビーフシチューやクリームシチューなどもできます。

 

 

2.かぼちゃの煮物


 

<使用商品>

やさしい素材 温野菜かぼちゃ / やさしい素材 温野菜いんげん

 

~ポイント~

 

乱切りした温野菜かぼちゃの上に、温野菜いんげんを添えて、あんをかけたら完成!これもカレーと同様、切り方にそこまでこだわらず、乱切りでよいので、簡単に提供できるレシピのひとつです。

 

     

 

 

温野菜いんげんを上に重ねて、かぼちゃの見た目を再現する方法もありますが、解凍具合によってキレイ

にくっつかなかったりすることがあります。たまに時間がある時や手をかけられる時には、調理師さんが

この形にしてくれています。

 


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プロフィール

社会福祉法人 共愛会 特別養護老人ホーム 共愛の里

管理栄養士 栗野先生

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