|コラム|在宅介護の食事 夏編

暑い夏は発熱に注意


 在宅は病院や施設と比べて室温調整ができません。

在宅高齢者は、特に暑い夏は経口水分量の低下や環境要因で発熱しやすく、脱水や熱中症にもなりやすいです。

今年は新型コロナウィルスの影響で在宅患者さんは発熱すると、医師、看護師は防護服で訪問していました。

発熱は新型コロナウィルス疑いになりますので、PCR検査で陰性が確認できないと施設、病院の受入れができず、何日も家で待たされました。

当院でも現在はPCR検査を実施していますが、4月頃は保健センターの検査結果に45日もかかりました。

 

新型コロナウイルスによる買い物への影響


 

 

 非常事態宣言時の買い物はスーパー等の買占めが多く、長期間保存のきく食品が手に入らなくなりました。

レトルトカレー、缶詰、インスタント食品、冷凍食品等です。

高齢者は新型コロナウィルスに感染すると重症化しやすいため、在宅高齢者は買い物に困りました。

外国のニュースで高齢者の買い物は開店時間の1時間前に開始したりするサービスを見て、とても良いサービスだと思いました。

その後、日本のスーパーでも高齢者優先レジのレーンができたりし、高齢者が買い物しやすい環境が少しずつ整備されました。

現在は買い物困難の状況は改善されましたが、生協の宅配などはまだ欠品が続いており、流通の不安定さがみられます。

自宅で気を付けること


在宅高齢者は1日の多くの時間、テレビを見ます。

新型コロナウィルスが蔓延していた頃は、1日中そのニュースをテレビで放映していました。

在宅患者さんはその影響で不安感から、雰囲気も暗く、不眠、食欲不振などがみられました。

今後は、暑くなることによる食欲不振、調理したものを室温に置きっぱなしにして腐敗した物を食べてお腹の調子を悪くする、水分を摂らないことによる脱水、冷房をつけずに熱中症になる、暑さによる買い物困難による栄養の偏りや低栄養等色々な問題が出てきます。

夏の間は特に気を付けるようにしましょう。

水分補給と食事のバランスが大事


高齢になると暑さを感じにくく、高温でも扇風機や冷房をつけないこともみられます。

喉の渇きも感じにくくなるため、こまめに水分補給する必要があります。

食欲も暑さで低下しやすく、パンのみ、そうめんのみ、ごはんに佃煮や梅干しのみといった糖質に偏る食事になりやすくなりますので、卵、肉、魚、大豆製品、乳製品、野菜も使用してバランスの良い食事を心がけます。

しかし暑い夏に調理するのは部屋も暑くなり大変ですので、介護食品の活用を提案します。

牛肉のおじや、カレーうどん、スパゲッティ、ちゃんぽんなど消化が良く、栄養バランスが良く、美味しい商品がたくさんあります。

色々な食品とアレンジしても美味しいです。ぜひ、ご利用ください。

 

プロフィール

福岡クリニック在宅部 栄養課 課長

管理栄養士 中村育子先生

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